サラ金利用に両親大激怒、カードがはさみで真っ二つ!

私が始めて消費者金融からお金を借りたのは、20代半ばのことでした。

とても小さな会社で事務の仕事をしていましたが、会社の規模に見合って給料も非常にささやかでした。

手取りで10万円ちょっと、というところで、ボーナスも「ほんの気持ち」程度で出ないときのほうが多いくらいでした。そんな環境ですから、もちろん貯金など貯まりようがありません。

そして、ある月に友人や同僚の結婚式が3回ほど重なってしまったことがありました。

お祝儀として最低でも3万円は包まなければなりません。

その上身支度などにもお金がかかりますし、それが3回ともなると、一ヶ月の給料がほぼ丸ごと飛んでいってしまいます。その上、持病持ちなので定期的に病院にも通わねばならず、間の悪いことに車検の時期にも当たってしまいました。

「お金がない!このままだと次の給料日まで生活できない」という状態に陥ってしまったのです。

親に相談すればよいのではと思われるでしょうが、私の両親はいわゆる「古いタイプ」の考えの持ち主で、お金のことなど頼もうものなら「日頃の生活がだらしないからだ」とねちねちと責められるのは分かりきっていました。

かと言って、友人にお金で迷惑を掛けるのは絶対に嫌でした。そして、私が最後の手段として頼ったのが消費者金融です。

一応定期収入のある仕事に就いており、他のキャッシング会社からの借入もなかったため、審査には問題なく通りました。

ネットで申し込みをし、最後の電話による本人確認と本審査が終わるまで、2時間もかからなかったと思います。

審査に通ったところで即日融資を申し込み、とりあえずその場をしのげるだけの現金として5万円の融資をしてもらいました。

「即日」の名に恥じず、朝10時過ぎに申込をすると、その日のお昼休みには銀行口座にお金が振り込まれており、お財布も私の気持ちも一息つくことができました。

次の月の給料日に全額返済しましたが、もともと給料ぎりぎりで生活していたため、そうするとその月の半ばには再びお金に困ることになってしまいました。

そこで、もう一度キャッシングをして生活費に充て、次の給料日に返済してまた足りなくなって借りて…というサイクルで一ヶ月を回すことになりました。

ですが、きちんと返済していましたし、借りる額も徐々に少なくなっていき、これなら来月で完済できる、というところまで来たときにそれは起こりました。

私宛に届いていた返済完了通知のはがきを、母親が勝手に見てしまったのです。「家族の間にプライバシーは無い」と信じている母は、急いで父に相談しました。その夜、会社から帰った私を待っていたのは正座での説教大会でした。

曰く「サラ金から借金するような娘を持った覚えはない」「このままだと水商売で体を売ることになる」「行き着く先はソープランドか刑務所」などなど。

前時代的にも程がある大仰な言葉と共に私の鞄はひっくり返され、財布の中からキャッシング会社のカードが引き抜かれました。

その足で人に見られないよう家から離れたコンビニに連れて行かれ、ATMで全額返済。そして、帰宅すると父ははさみを取り出し、私の目の前でカードを真っ二つに切り裂いてしまいました。

「これからはお前の給料は管理する」と一方的に宣言され、キャッシュカードと通帳を取り上げられて毎月給与明細を見せることが義務付けられ、自分の稼いだお金なのに引き出すためには親の許可を取らねばならないという、ある意味サラ金から借りたほうがマシとも言える日々が始まってしまいました。

1年は我慢しましたが、ほとほと嫌気が差して家を出ることを決意し、休日にアルバイトをして別の銀行口座に貯金して引越し費用を貯め、敷金礼金の要らないワンルームのアパートに「家出」しました。

それから数年、今は普通の暮らしに満足していますが、両親との間のしこりは残ったままです。色々な面でおかしな思いをした私の借金体験でした。


サブコンテンツ

計画的な利用が必要です

このページの先頭へ