ネット中毒女の末路、20万円ならまだ引き返せる

東京都、30代の女です。

これは私が20代の頃の借金体験です。

・上京と寂しさ 

大学を出てから就職のため上京をしたものの、個人的な友達もできず私はネットのオフ会にハマりました。

極度のネット中毒のせいで仕事にはなかなか行きたがらなくなり退社。

しかし毎週末行われるオフ会には顔を出したいのでお金はどうしても必要なので細々と単発のアルバイトをして糊口を凌ぐ日々でした。

日雇い派遣会社に登録をし、気の向いた日にだけ赤羽駅前で従業員を運ぶバスを待ち、知らない町へとバスに揺られて工場へと運ばれて作業をする毎日。

それで得るのは交通費を合わせて時給800円、どん底の生活でした。

・カードローンに足を踏み込む

それでも寂しさからオフ会には行きたいですし、インターネット回線を止めるくらいならガスや水道を止めたほうがずっとマシという中毒ぶり。
私はついにマルイのカードに手を出しました。

あまりにもあっさりと現金が借りられる、そのあっけなさに私は「借金は恐ろしいことである。お金を得るというのは大変なことである」という大事な観念が消え去ってしまったのです。

風俗へ

20万円の融資枠いっぱいまで借りてしまい、それ以上の消費者金融へとステップアップすることが恐ろしく、そんなときに目についたのが高額収入求人誌。

最初はランジェリーパブ、次はおっぱいパブなどのソフトなお店なら、と、どんどん泥沼へと足を踏み入れてしまいました。

最終的に私が足を洗うきっかけとなった六本木のおっぱいパブのお店の時給は、求人誌では2500円。

ところが、そんなうまい話なんてあるわけがなく、店からは交通費500円を手渡され、あとはお客さんと直接交渉をしてお金を貰う、という、詐欺も同然の内容でした。

雇われ店主に苦情を言おうと、「イヤなら辞めてくれていい。頑張って稼げば時給2500円の子もいるし、3000円の子だっているんだから、ウソではない」と開き直る始末。

控え室で私の隣に座った女の子がそれを聞いて泣き出しながら、「借金あるのに、どうしたらいいの」と自分語りを始めました。

・目が醒める

こういった話って、第三者から聞くとあまりにも馬鹿馬鹿しいものなんですね。

その女の子のお話を聞いていて、「なんて頭が悪いのだ、この子は」と思ってしまったのです。

ですがそれはまるまる私自身と同じ。

交渉をしたところでおっぱいに触れるだけでいい、お金を払うなら本番を要求、なんてケチなお客ばかりだったそのお店からの帰り道、交通費の500円玉を握り締めながら、一体自分は何をやっているのか、冷たい水をぶっかけられたような気持ちになりました。

これ以上風俗の道をさらに進んではならない。

これ以上借金額を増やしてはならない。

まだまだマルイのカードは20万、引き返すなら今しかない。

強くそう思えたのは、そのときの私に似た境遇の女の子のあまりにもマヌケな泣き姿のおかげです。

オフ会はやめられなかったものの、私は風俗の一切から足を洗い、ごく普通のアルバイトを始めました。

それまでずっと、時給が安すぎると馬鹿にしていたごく普通のアルバイトは、最後に私が就いた、500円玉しか出ない風俗なんかよりも、ずっと安定して稼げるものでした。

借金を払い終え、私は就職をし、ようやく安定した生活を今では送っています。


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