一本化したオリックスでの返済…長い道のりでした
40代、男、三重県
<<借金の一本化>>
以前クレジットカードのキャッシングやカードローンがいくつかあり、返済が結構面倒でした。
金額自体は大したものではなく、返済自体に困っていたわけではありませんが、引落日と金額を注意するのが毎月続き、面倒だなと思っていました。
そこで、借金を一本化しようと思い、親にいったんお金を借りてすべてのローンを返済しました。
その頃も、現在と同様にオリックスのカードローンは限度額が大きく、私も200万円の限度額を設定してもらうことができました。
利率は8%弱と、それまでのカードローンなどと比べると半分以下程度の利率になっていました。
さっそくキャッシングして親に返済し、一本化したオリックスでの返済が始まりました。
<<案外減っていかない残高>>
返済は、毎月の随時弁済をしていただけでした。
しかし、後で知ったのですが、随時弁済では利息分だけしか返済できず元金はなかなか減っていかないのです。
ある日、雑誌の記事でこのことを知った私は、さっそくオリックスの明細を見てみました。
確かにその通りで、思ったより借入残高が減っていないことがわかりました。
もっとも、融資限度額が増えたことをいいことに、電化製品やスーツを買ってしまったため借入残高が増えていたことも原因の一つにあります。
そのため、余計債務残高が減っていないことに気が付かなかったのです。
<<まず利息を減らそう>>
随時弁済以上の返済を毎月するのは困難だったため、とにかく利息を減らして随時弁済の金額を元本の返済に充てようと思いました。
そのため、給料日に銀行のATMで全額引き出しをして、そのままオリックスに返済しました。
クレジットカード等の引落日にまたキャッシングして、銀行口座に入金をしていました。
今は珍しくありませんが、そのころ銀行のATMでキャッシングも返済もできたのは、オリックスだけだったと思います。
また、同時に自分自身の生活も節約に心掛けるようにして、給料日に入金したお金を全額またキャッシングしないようにしました。
ボーナスもできるだけ使わないようにしてオリックスに返済しました。
<<セコイけど有用だったこの方法>>
ずいぶんセコイ方法だなと思われるようですが、カードローンの利息計算は日割り計算でされますから、このように少しでも残高を低くすることで利息が減っていくのです。
このようなことを続けて2年程度経ったある日、いつものように銀行で入金しようとしたところエラーができました。
ローンの残高が少なくなっていたので、それ以上入金できなかったのです。
これで終わったとほっとしたのですが、しばらくはクレジットカードの決済等でキャッシングの必要があり、2か月ほどオリックスの残高は残りました。
しかし、こうしてやっと借金地獄から逃れることができました。