腫れた顔…夫のDVから逃れるために借金を繰り返しました

私は40代の女性で、兵庫県に住んでいます。

以前は大阪に住んでいました。

大阪の片田舎に夫と息子と3人で住んでいましたが、夫は徐々に私に暴力を振るうようになっていったのです。

飲むのもギャンブルも好きだったので、渡していたお小遣いでは足りずに、度々のお金の無心。生活を圧迫するので辞めて欲しいと言うと、暴言と暴力の嵐でした。

私も一日中働いていましたが、それでも湯水のように使われては追いつきません。公共料金の支払いが近づくと、親の元に走りました。

親はもともと夫との結婚に反対だったため、別れるように言います。

けれど子供の事を考えると、どうしても離婚に踏み切れませんでした。

暴力はだんだんエスカレートしてきて、刃物まで出てくるようになりました。

私を脅しながらバッグから財布を抜き取って行きます。

全てのお金を取られて、この時はもう絶望感にかられて、幼い子供の手を引いて死に場所を探していました。

明日からどうしたらいいのか。恥ずかしながら一円も残っておらず、子供にご飯を食べさせてあげる事もできません。

実家を頼れば、結婚したことをなじられ、夫との離婚を迫られるのは目に見えていました。

馬鹿な私は、この期に及んでもまだ夫との離婚に踏み切れずにいたのです。

結局死に切れないとわかると、私の中で何かが吹っ切れました。

親戚中を回り借金を重ねました。それだけでは足りず、消費者金融に借り歩きました。

私も自分の社会保険を持っていたので、審査もすぐに通り、複数の会社から限度額まで借り入れる事ができました。

それらのお金を持って逃げれば良かったのですが、私は夫の元に帰ってしまったのです。
けれどそれが後に良かったのだとわかりました。

生活は今までと変わりませんでしたが、借りたお金で生活に余裕ができて、夫に小遣いを渡すと暴力を振るわれることはないので、表向きだけ平穏な生活ができていました。

けれど私の心はすでに何も感じなくなっていました。

お金、お金、お金の事ばかり考えていました。

この生活を守るにはお金が必要で、お金のためならどんな事でもできるだろうと考えていました。

けれどお金が尽きて来ると、また暴力が始まりました。

そして止めに入った子供にまで。

私は「また借りて来るから」と言って外に飛び出し、そのまま子供と共に消費者金融会社に駆け込みました。

必死で増額を頼みました。けれど、私の収入ではこれ以上の借金は無理でした。

けれど帰ろうとした時、私の腫れあがった顔を見て、受付の女性が事情を聞いてくれました。

その女性を通じて、支店長も話を聞いてくれました。

そして、その場で弁護士に電話をして相談してくれたのです。

電話越しでしたが、私は今までの事を全て話しました。

夫のギャンブル、DV、親戚中に借金をしている事、複数の消費者金融に借金がある事、総額500万円以上になることを伝えました。

弁護士は、借金地獄に陥るか、夫と別れるかどちらかを迫りました。

夫と別れられるなら、すべての借金は返せるかもしれない。けれど夫と別れる気がないなら自分はどうする事もできないと。

答えに詰まっている私に「子供の事はどうでもいいんですか!」と叱咤されて、そこで初めて目が覚めました。

弁護士の指示通り、私は行政が用意しているシェルターに入りました。

そこで離婚を進めて行く事になりました。

幸い夫と住んでいた家は持家で、夫の両親と私の両親が半分づつお金を出し合って建ててくれた家でした。

弁護士はその家を売却し、手に入った半分のお金で借金の返済をするよう勧めてくれました。

長年のDVと浪費で慰謝料も十分考えられると言われましたが、それは夫の事を考えてやめました。

こうして、私は夫と借金から救われました。

救ってくれたのが、借金目的で行った消費者金融会社だったのは皮肉ですが、本当に心から感謝しているのです。


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