借金が「心の限度額」に達し、ようやく目を覚ました

30代・男性・神奈川県

【最初はご他聞に漏れず、マ○イカード】

最初にお金を借りたのは、社会人1年目のとき。

理由は忘れましたが、彼女へのプレゼント代が足りないとか、そんな些細なものだったと思います。

多くのサイマーの最初の一歩であるマ○イのカードで数万円。

すぐに返しました。

初めはそんな調子で、給料前にちょっとつまんでは返すの繰り返しでしたが、酒が好きで飲み代が嵩み、やがて30万円の限度額がいっぱいになってしまいました。

でも、無問題。

もう一枚、クレジットカードがあるから。

この時点ではまだ、「ボーナスで返せばいいや」という余裕があり、二枚目のカードもすぐに限度額に達してしまいました。

【社会人4年目で200万円の大台】

やばい、と、思いましたね。

もう1円もお金を借りられないのですから。

思えば、ここが分かれ道でした。

生活態度を改めるか、何とかして借金を続けるか。

自分は後者を選びました。

社会を、人生を、舐めていたのだと思います。

それに無知過ぎました。

3枚目のカードは、初めての消費者金融。

忘れもしない、シ○キです。

「1週間無利息」という文句にひかれました。

意外なほど、あっさりと「50万円」の限度額が手に入ったことに、心底、ホッとしました。

それで増長してしまいました。

生活態度が変わらないのだから、借金は増える一方。

次はア○ム、次はア○フルと、増殖する財布の中のカード。

罪悪感にさいなまれましたが、止められませんでした。

総額が200万円の大台に乗ったのは、社会人4年目のときでした。

【節約モードに入るが、酒がやめられない】

この頃には、確か月々の返済は10万円ほどでした。

生活に支障が出始め、ようやく節約モードに入りましたが、酒がやめられないため、根本的な解決になりません(今振り返ると、この頃には既にアル中初期でした)。

アル中は、酒代だけではなく、タクシー代、酔った勢いでの風俗やキャバクラ代など、酒にまつわる関連費用の出費が膨大なのです。

借金は着実に増え続け、やがて5枚目のカードをつくりました。

モ○ットです。

これは、他のカードに比べて利息が低く、罪悪感が小さかったのを覚えています。

まったくお門違いの安心感ですが……。

【借金総額が「心の限度額」に達した】

30歳になった頃、借金総額は250万円に達しました。

この時点で、「これ以上増えたら取り返しが付かない」と、ようやく気付きました。

目が覚めた、という感じです。

それで、諸悪の根源である酒を断つ決意をしました。

本当に辛かったですが、出費は劇的に減りました。

さらに自分は歩合制の仕事をしていましたが、酒をやめたことで驚くほど能率が高まり、徐々に給料が上昇しました。

こうして3年くらいで何とか完済しました。

借金をする人間は、総額が「心の限度額」に達するまで、現実から目をそらし、ヤバイ状況であることを認めようとしません。

自分の場合、それが「250万円」だったのでしょう。


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