小売店開業10年で金融公庫から借金、審査合格が大きな自信になりました

50代、男性、埼玉県在住です。

■自己資金と親からの援助によって開業

私は30代の時に、勤めていた会社を退職し、夫婦で自営の小売業を始めました。

開業の時は、果たしてうまくいくかどうか、まったく自信がなかったので、金融機関などからの借金はしませんでした。

借金返済しながらの店の運営が不安だったからです。

ただ自己資金だけでは、どうにも不足することがわかり、やむなく親に相談。

恥ずかしいことですが、親に援助してもらって店を始めることができたのです。

その援助金ももちろんきちんと返済しました。

返済まで数年がかかりましたが、ともかく完済できたのです。

■開業10年目の決断

店は3年ほどでなんとか軌道に乗り、少しずつ収入は安定していきました。

「店は屏風と同じで、大きく広げすぎると倒れる」というたとえがあります。

私も妻も慎重派ですから、「冒険」をしたいとはまったく思いません。

けれど、開業10周年の時に「店を大きくするためではなく、より充実し、グレードアップするための投資はしてもいいだろう」と2人で考えました。

「何とか生活できている」段階から、「将来への貯蓄を確実に増やせる」状態にレベルアップしたかったのです。

具体的には、内装工事と備品の充実、ハイグレードな機械類への買い替えを考えました。

そのためには少しまとまった資金が必要です。

そこでその時初めて、身内以外からの融資、借金することを決断したのです。

■金融公庫への申し込みと審査

そのとき利用したのが、国民金融公庫です。

民間の機関よりも安心という気持ちもありましたし、同業者からも勧められたので、金融公庫を選んだのです。

ただし、審査はかなりシビアなものでした。

申し込みの書類もなかなか煩雑なものでしたし、その後の面接審査には大緊張。

かなり具体的で、突っ込んだ質問もされました。

ただ、開業資金とちがって、あくまで店のグレードアップのためのお金ですから「ダメだったらあきらめればいいや」という気持ちがありました。

その分だけ、緊張はしながらも、きちんとした答えができたと思っています。

■審査に通ったときの喜びと自信

その甲斐あって、審査に合格。

こちらの希望した満額ではありませんでしたが、それに近い額の融資を受けられることになったのです。

夫婦で大喜び。

そして、「それだけの融資をしてくれるということは、店の実績や将来性が評価されたからだ」という、大きな自信にもなりました。

その自信は、その後の仕事のモチベーションを高めてもくれた、と言っていいのではないでしょうか。

現在はその借金も完済。

おかげで、より安定した収入をえることができています。

年齢的に、私にとってそれが最初で最後の大きな借金だったにちがいありません。

いまでも金融公庫には感謝しています。


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