夫の死・・・住宅ローンを返済した後、親戚から借金した事

50代、女、宮崎県

・借金当時の生活

住宅ローンを抱えていた12~17年ほど前は、生活がとてもタイトでした。病気で医療費がかかる主人を筆頭に、皆病院通いをしていました。

主人はガンを患った経緯から、団信のついた住宅ローンには入れず、私が家の借金を借り入れて、払っていました。

当時は「ゆとり返済」と言うのが主流で、上がり続ける給与を前提に設定された返済方法で、給与がそのうち上がるのだから、今のうちに無理をしてでも家を買っておくのがお得、という風潮でした。

終身雇用という大前提のもと、皆が強気で、そのうち5%にあがる消費税を睨んで、住宅や家電の消費傾向にありました。

・結婚当時の金利背景

私達が結婚した平成2年の暮れは郵便貯金の10年定期の率が12%くらいで、それは10年据え置きしたら、20%の源泉後でも9.6%でした。

それはつまり10年でお金が倍になると言う破格の時代だったのです。
結婚時がそんな感じで、就職も順風満帆な時代でした。

住宅を買うという時でも、景気はこのままだという気持ちが、どこかにありました。

こんな背景で、家は早く買ったもん勝ちという風潮のなか「ゆとり返済」は浸透していったのですが、この返済方法は5年目から返済額が1.4倍くらいに跳ね上がるのです。

確かに初めのうちは返済金額が多くないので、余裕があるうちに少しでも、お金を貯めて、「繰上げ返済」するやり方もある、とかが話題で、よく本で「特集」されたりしていました。

私は主人の病気の行く末が読めないので、この「ゆとり返済」の方法が凄く不安でした。それで、できるだけ早くお金を貯めて早めに繰上げ返済しようと決めたのです。

5年を迎える前に、住宅ローンは皆完済しました。

当時の預金は全部崩して、私が独身時代に加入していた保険も見直して解約して繰上げ返済資金にしました。

返済こそ最大の貯蓄だと思ったのです。

再び病床に伏していた主人に「完済」の報告をしたら、主人は嬉しそうに長いため息をついて、主人は喜んでくれました。

病気で収入も少なかったので、抵当権の抹消も、司法書士に頼まずに自分で法務局に出向いて済ませました。

親身にやり方を教えてくれたので、借り入れ銀行に何度も出向いて書類を作って、という作業でした。恐らく7万円ほど節約できたと思います。

・第二の借金

この様に、住宅ローンは、返済金額が跳ねあがる前に完済しました。

この時点で、かなり借り入れには慎重になっている部分がありましたが、この頃に主人が死亡し、主人の両親と私と、子供2人が残されました。

悲しみの中、事業を清算して従業員に退職金を出し・・、と出費が続きました。

病気がちだったので、新たに保険に入れなかった主人の生命保険金は大した金額にはならず、子供2人を抱えての将来を考えると暗澹たる気持ちになりました。

さらに悪い事にこの頃、主人の両親が義姉のそばに転居する事が決まり、主人の両親に今後の生活費の資金を持たせるための、まとまったお金を私の母から借りる事になりました。

母には今でも、月5万円を返済しています。母は何も言わず貸してくれましたが、本当に感謝しています。

主人が亡くなった時は2才と9才だった子供も、今ではひとり結婚して、私にはもう孫もいます。早く今の借金を返し、遅いスタートですが今度は自分の老後に備えたいと思っています。


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