駆け出し役者は貧乏、レッスン料を貸してくれた人とは?

20代 女 東京都在住

以前、私がまだ学生だった頃。

お付き合いをしていた男性に、10万円の借金をしてしまいました。

当時学生だった私は、将来的に役者になりたいと思いとある劇団のレッスンに通い始めることに。

都心の方にある大手の劇団のレッスン生になった私は、毎週3回、劇団に通ってお芝居のレッスンを始めました。

ですが、やはり大手というだけあってかレッスン費が高いのなんの。

一月に7万円近くのレッスン料金を取られてしまいました。

調べれば他に安いところはいっぱいあったと思うのですが…

家から比較的近いからという安易な理由でそこに応募したのが運の月ですね 汗

レッスン自体はとても有意義なもので、とても楽しかったのを覚えてます。

意識が高い方も多く、充実した日々を過ごしていたと思います。

■預金残高30円に!

学校が終わってからレッスン、レッスンが終わってから帰って寝る…

レッスンがない日はバイトと課題、テスト勉強…

そんな日々を続けてから半年たった12月。

私の通帳に異変が。

いえ、異変と言ってもそんな大したものではないのですが…預金残高が30円になったのです。

もともと底を尽きかけていた私の貯金。

12月は飲み会やらなんやらで色々と出費があったことが痛手でした…

ちなみにその日はレッスン費を振り込まなければいけない日。

いつもギリギリに振り込む習慣が祟って、もうどうしようもなくなりパニックに。

混乱しすぎて涙が出てきました。

やばい…レッスンいけなくなる…

来月まで仕送り無いしどうしよう…

劇団に入ることに両親は反対していたので援助も受けられず、来月のバイトの振り込みまでお金もありません。

自分の無計画さを呪っても、もう後の祭り。

■救世主現る

そんな、にっちもさっちもいかない時に助けてくれたのが、当時お付き合いをしていた彼でした。

調度デートの最中に銀行に寄ったので、銀行から出てきた私の顔を見て彼もびっくり。

学校の同級生だった彼は、事情を話すと何も言わずに銀行へ。

出てきたあと、無言で私に封筒に入った10万円を貸してくれました。

「ごめん、今これしか出せないから」

「返すのはいつでもいい」

…もう驚きすぎて唖然。

ですが、本当に命の恩人とはこのことをいうのだなと実感しました。

あまりの優しさに、その場でまたもや号泣。

「借用書とか書くよ!」と言っても”いらないから”の一点張り。

あの時ほど、人に感謝して自分を恨んだ気持ちはありませんでした。

自分が情けなくなると同時に、”お金の管理をしっかりとしよう”と思い始めました。

■その後

高時給の日雇いのバイトを増やし、毎日節約の日々が続けること半年。

無事に借金を彼に返し終わり、レッスンを受けているだけのその劇団の体制に疑問を感じて退団。

無事に学校も卒業し、彼とは今もお付き合いをしています。

あの時に受けた彼の優しさは、一生私の心に残ると同時に、みじめさは一生消えません。

借金の経験で、お金と彼の大切さを身に染みて実感できました。


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