珍しい商品の誘惑に負けて…宝石の購入代金をローンで返済

若い頃、私は宝石が大好きでした。

ですので、下町であり宝石関係の卸問屋街である御徒町などにも、よく見に行ったものです。

その時一番欲しかった宝石は、パライバトルマリンというトルマリンの一種で、ブラジルでしか採れない、青いネオンのような発光するめずらしい宝石でした。

しかし、小粒のものでもそれは100万円もし、到底手が届かないものです。

たまに御徒町を覗いてみたものの、あまり大きな宝石も見つかることはありませんでした。

ある時、銀座に行くと、小さな宝石店があり、そこにはパライバトルマリンの大きなものが陳列されていました。

すっかり興味を持ってしまい、ショーウィンドーを眺めていると、中から女性店員が出てきました。

この宝石、お好きなんでしょうか、と尋ねられたので、そうです、と答えました。

その時は宝石などは購入することはなかったのですが、さまざまな宝石を見せてくれるというので、よくそのお店に通うようになりました。

宝石は、加工されたものもありましたが、大抵がルースのままで、好きな枠を自分で決めて、加工してもらう形になります。

一回様々な海外の業者がホテルで開催する、宝石の展示会などにも行ってみました。

最初は見て楽しむだけでよかったのですが、だんだん自分で身に着けるものも欲しくなってきました。

そんな時に、小さなルビーをひとつ購入しました。

それはそんなに高額なものではなかったのですが、仕事をしていたので自分のご褒美的な意味合いで購入したのです。

一回購入してしまうと、また欲しくなってしまうのが悪いところです。

次に店を訪れた時に、マダガスカル産のオレンジサファイアが入荷していました。

この宝石は大変めずらしいもので、先に買ったルビーよりもはるかに値段が高かったのです。

どうしようかととても迷っていると、宝石店の社長が自分の娘のために購入したオレンジサファイアを、今まで見せてくれたものより安く売る、と言ってきました。

しかし、同じ宝石でも、今まで見てたもののほうが良く感じました。

多少高かったのですが、現金での購入をしようとしました。 

すると、そこの重役らしき人が、ローンを利用したほうがいいと言ってきました。

私は現金を持っていたので、よくわからず、資金はありますが、と言うと、信用が上がるので、利用してください、とやや押し気味に言われました。

とりあえず、私は結局信販会社を経由してその商品を購入することになりました。

利息は特にかかりませんでした。

その時初めてローンを利用したのですが、現金を持っているのにカードを使えと言われたのが今でもよくわかりません。

とりあえず、その後結婚してしまい、あまりそういった装飾品も買わなくなってしまったのですが、今でもそれは謎です。

しかし、そこで購入した宝石はめずらしく、大きいものばかりでグレードも良く、その辺の宝石店では売っていないので、その時お宝として購入しておいて結局は良かったです。


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